スバルの人気ステーションワゴンレヴォーグがマイナーチェンジされD型になりました。
発表は2017年7月3日、発売は8月7日からとなっています。
今回のマイナーチェンジではエクステリア、インテリアデザインの変更が行われていますが、
何といっても最大のトピックはアイサイトの進化にあると言えます。
そこで今回はマイナーチェンジされたレヴォーグD型を取り上げて見たいと思います。
目次
D型、気になるエクステリアデザインはどうなった?
「レヴォーグC型」
「レヴォーグD型」
D型のエクステリアデザインの変更点は・・・
・フロントグリル
・フロントバンパー
・ヘッドライトデザイン
・フロントフォグランプランプLED化
・一部グレードに採用のアルミホイール造形変更
単眼ハイロー切り替え式テアリング連動ヘッドランプに変更となり、
従来型のハイビームの位置がウィンカーになっています。
バンパーデザインは左右のベゼル形状が立体的な造形になり精悍な印象になっています。
新色として「ストームグレー・メタリック」が追加となっています。
インテリアデザインはどこが変わっているの?
インテリアデザインは細部に変更が加えられ、質感の向上が図られています。
・デザインインパネ加飾パネル
・デザインフロントコンソール
・デザインセンターパネル
・デザインドアスイッチパネル
(ピアノブラック調+シルバー塗装)
・デザインドアグリップ
・マルチファンクションディスプレイ
(5.9インチ大型カラー液晶)
・新型8インチビルトインナビ
・ワンタッチフォールディング機能付4:2:4分割可倒式リアシート
・1.6GT EyeSigh除く全グレードにシートヒーター
(ファブリックシート装着車)標準装備
目立っている変更点としては、5.9インチと大型になった
マルチファンクションディスプレイで視認性の向上が図られています。
リアシートは4:2:4の分割可倒式となり、スキー板などの長尺物の積載性が向上しています。
走行性能はどうなった?
従来型でリコールとなった1.6Lエンジンの改良が図られ実用燃費の改善も行われています。
・フロント&リヤサスペンション改良
・電動パワーステアリング改良
・高μブレーキパッド採用
・1.6Lエンジンの制御最適化
サスペンション、電動パワステの改良により、乗り心地や操縦安定性、ステアリング操舵フィールを改善して、走行性能に磨きをかけ、ボディに振動騒音対策を施すことで、
車内静粛性の向上も図られています。
1.6GT EyeSight モデルにはリニアトロニックCVTのオートステップ変速制御や、
オートビークルホールドを新たに採用しています。
注目のアイサイト新バージョンはどうなったの?
発売前から非常に大きな話題となっている新バージョンアイサイトですが、今回は大幅なグレードアップがはかられました。
名称もアイサイト・ツーリングアシストと改められ、次世代アイサイトとしての印象を高めています。
機能としては・・・
・プリクラッシュブレーキ
前方走行車両と衝突の危険性のある場合、ドライバーに注意喚起し、それでも回避行動をとらないと判断した時には自動ブレーキが作動、自動的に減速または停止します。
前方車両と速度差50㎞/h歩行者35㎞/h以下で衝突回避、または被害軽減し、
自動ブレーキ作動後は停止状態をキープします。
また、ドライバーのブレーキ操作があった場合は、ブレーキアシストにより強力な製動力をサポート。
ステアリング操作が入った場合はプリクラッシュステアリングアシストで
回避行動をアシストしてくれます。
・アクティブレーンキープ(車線逸脱抑制)
[車線中央維持]・[車線逸脱抑制]の機能によって高速道路や自動車専用道路を走行時には、車線を認識してステアリング操作を行ってくれます。
クルーズコントロール使用時、時速65㎞/h以上の場合は、車線内中央付近を維持するようステアリングアシスト。
また、時速65㎞/h以上走行時にウィンカー操作などを行わず、ふらつきなどで
車線遺脱の恐れがある場合、ステアリング操作をアシストし逸脱を抑制します。
・全車速追従機能付クルーズコントロール
0km/h~120km/hに設定速度が拡大、この範囲内で先行車に追従して、アクセル・ブレーキ操作を車が自動で行います。
先行車がいないときにはセット速度40km/h~120km/hの間で走行して、先行車を感知すると車間距離を保ちながら走ります。
渋滞時のノロノロ走行にも対応、先行車が停止すると自車も停止し、停車をキープ。
発進時はアクセル操作かクルーズコントロールスイッチで再始動させ、再び追従走行を行ってくれます。
このバージョンアップされた「アクティブレーンキープ」と「全車速追従機能付クルーズコントロール」の組み合わせで、日産のプロパイロットと同様な単一車線においての半自動運転が可能となっています。
・AT誤発進抑制制御&AT誤後進抑制制御
シフトレバーやペダルの踏み間違えにより急発進し、衝突の危険がある場合に警報・警告表示、エンジン出力の抑制、制御を行い危険回避します。
(AT誤発進抑制制御)
前方に障害物があるにもかかわらず発進しようとすると、システムが誤発進と判断し、
ドライバーへ警報、警告表示で注意喚起、
同時にエンジン出力を抑制し急発進を防止します。
(AT誤後進抑制制御)
セレクトレバーRレンジ状態で、アクセルの急な踏み込みを検知し、誤後進とシステムが判断した場合には、警報と警告表示で注意喚起、
同時にエンジン出力を抑制し急発進を防止します。
このほかに高性能なアイサイトをサポートするセットオプションも用意されていて、
・ハイビームアシスト(自動ハイロー切り替え式ヘッドライト)
前方に車両がいない場合
約40km/h以上で夜間走行している時、前方に車両がいない場合はハイビームで走行。
※約30km/h以下は市街地走行を想定してロービームに固定します。
対向車や先行車がいる場合
対向車や先行車を検知した場合や、市街地走行とシステムが判断した時は、自動的にロービームに切り替えます。
・スバルリアビークルディテクション(後側方警戒支援システム)
車体後部に内蔵されたセンサーによって、自車の後側方から接近する車両を検知。衝突の危険があるとシステムが判断した場合、ドアミラー鏡面のLEDインジケーターや警報音でドライバーに注意を促します。
・フロントビューモニター&サイドビューモニター
フロントグリルおよび助手席側ドアミラーに装着されたカメラの映像を、マルチファンクションディスプレイに表示。死角を低減し、安全運転をアシストします。
・スマートリアビューミラー
リヤゲートガラスの内側に取り付けられたカメラの映像を、ルームミラーに表示。
乗員や荷物で後方視界が遮られてしまう時や、夕方や夜間・悪天候などで後方が見えにくくなる場合でも、安全な後方確認をサポートします。
が「アイサイトアシストセフティプラス」として設定されています。
STI Sport
価格・グレード・ボディカラーはどうなっているの?
グレード | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格(単位:円) | ||
消費税込 | 消費税抜 | |||||
1.6GT EyeSight | 1.6L 水平対向 4気筒DOHC 直噴ターボ”DIT” |
リニアトロニック | AWD | 2,829,600 | 2,620,000 | |
1.6GT EyeSight S-style |
2,926,800 | 2,710,000 | ||||
1.6GT-S EyeSight |
3,078,000 | 2,850,000 | ||||
1.6STI Sport EyeSight |
3,564,000 | 3,300,000 | ||||
2.0GT-S EyeSight |
2.0L 水平対向 4気筒DOHC 直噴ターボ”DIT” |
スポーツ リニアトロニック |
3,618,000 | 3,350,000 | ||
2.0STI Sport EyeSight |
4,050,000 | 3,750,000 |
ボディカラー
・クリスタルホワイト・パール(32,400円高)
・アイスシルバー・メタリック
・ダークグレー・メタリック
・クリスタルブラック・シリカ
・ピュアレッド
・ストームグレー・メタリック
・ラピスブルー・パール
・WRブルー・パール(STI Sport専用色)