トヨタ センチュリー日本で唯一のV12エンジン廃止へ・・・ 次期型はどうなる?

日本を代表するショーファードリブンカーセンチュリー。

「和」を見事なまでに表現しているデザインでありながら、
威風堂々とした佇まいは、近寄りがたい特別なオーラをも発しています。

最先端技術を取り入れ、世界に誇れるトヨタの匠達が
日本人VIPの為に、一台一台、ほぼ手作りで仕上げる
国内専用の隠れた名車。

今回は日本の誇れる隠れた名車、「トヨタセンチュリー」
を取り上げてみたいと思います。

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初代、1967年、VG型

創業者の豊田 佐吉誕生100年と、近代日本の幕開けとなった明治が始まって100年に当たる事からセンチュリーとなずけられました。

エンブレムにはセンチュリーの象徴として東洋の不死鳥「鳳凰」(ほうおう) が使われていて、平和と幸福を表しています。

主に公用、社用車としての需要を見越して作られ、内閣総理大臣専用車としても使用される様になりました。

最高級車らしくオートマチックトランスミッション、フロントエアサス、LSD、パワーブレーキなどに加え、オートライト、パワードアロック、クルコン、パワーシートなど、昭和42年当時、考えられる装備を可能な限り搭載させていました。

初期のエンジンは、3ℓⅤ8、最高出力150PS、最高速度160km/h、当時のエンジンとしてはハイスペックでした。

国産初のスーパーカーと同価格

意外なことにこのセンチュリー、1975年までオーナードライバー向けに
マニュアル4速フロアシフトと前席にはバケットシートを装備、
唯一タコメーターを備えたスポーティーグレードがありました。

車両価格は238万円と、あの世界に誇る国産高級スポーツカー、
「トヨタ2000GT」と同価格でした。

因みに最高グレードは3速ベンチコラム AT、エアコン標準装備で 268万円、
現在の貨幣価値にすると1千5百万~2千万円位になるのではないかと言われています。

改良を重ね、生産期間30年

改良を重ね1982年にはエンジンが4ℓになり、内外装が大幅に変更され、
その後もAT4速化、快適装備や安全装備の充実を図りながら
30年間生産され続けていました。

1997年、2代目、GZG型

30年ぶりのフルモデルチェンジが行われました。初代のスタイルをそのままといっていいほどのキープコンセプト、最高級車としての伝統を受け継いだ進化をアピールしています。

「国産車唯一のV12気筒エンジン」

このモデルチェンジで最大の特徴は、国産初の5ℓ、4カムV12気筒エンジン1GZ-FE型で、直列6気筒の1JZ-GE型をベースにV型化。この1GZ-FE型は片バンクごとに制御され、
片側が不調になっても走行できる様にエマージェンシー機能が付いています。

最大出力こそ当時の自主規制により280PSと大人しめですが、最大トルク46.9kgf/m、と大トルクを発生させます。

このエンジンの最大の特徴は、何といっても圧倒的な静粛性で、アイドリング中にコインを立てても倒れないほど低振動だといわれています。

和名ボディーカラー

「神威」(かむい、エターナルブラック)

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「摩周」(ましゅう、シリーンブルーマイカ)

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「瑞雲」(ずいうん、デミュアーブルーマイカメタリックモリブデン)

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「鸞鳳」(らんぽう、グロリアスグレーメタリックモリブデン)

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「精華」(せいか、レイディエントシルバーメタリック)

何とも凄い名称がついています。

塗装も特別な5層コート、5回焼き付けで専門の検査員が独自基準でチェックします。

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因みに標準シートは「ウール」のファブリックシートで、その名も「瑞響」ずいきょう・・・、だそうです。

職人技で1台ずつ手作り

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引用元http://autoc-one.jp/toyota/century/special-1120901/photo/0006.html

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引用元http://autoc-one.jp/toyota/century/special-1120901/photo/0006.html

組み立てには4人一組になって、およそ3万点にも及ぶ部品組み立てを全て行います。
例えば溶接は手作業で行い、外板の溶接箇所の盛り上がった部分を別の職人がヤスリで削り、表面を滑らかに仕上げたり、プレスされたパネルは薄く油を塗り、
蛍光灯の映り込みを見ながら小型ハンマーで僅かな歪みを叩いて整えるなど、360の工程を職人の手で作り上げていきます。

製造技術の伝承と技術者育成を目的としている一面もあり、利益はほとんどないと言われています。

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この贅の限りを尽くしたセンチュリー、マイナーチェンジを繰り返しながら今も現行モデルであります。

しかし、このところの環境問題やエコカーブームで、大排気量の高級車は世間からあまり良いイメージを得られず、公費の無駄使いと指摘される事などから、
公用車としての需要が低下してきていて、イメージの良いハイブリット車やミニバンに入れ変えられる様になってしまいました。

こちらは特別な存在、2代目宮内庁御料車「センチュリーロイヤル」

全長6,155mm、幅2,050mm、高さ1,780mm、車両重量2,920kg、8人乗り、
GZG型がベースとなっていまが、ほぼベツモノの大型リムジン。

御料車専用車種と位置付け、一般への販売は一切行われず、
詳細なスペックは公表されていません。

次世代型へ、そして唯一無二の国産V12エンジンは・・・?

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センチュリーも時代の流れと共に転換期を迎えます。
2017年にフルモデルチェンジを行い、ハイブリット化されます。

次期レクサスLSのエンジンが3.0~3.5LV6ハイブリットにダウンサイジングされることで、
次期センチュリーには現行型、LS600hの5.0LV8ハイブリット4WDを改良して搭載されると言われており、
そのことから、国産唯一のV12エンジンは残念ながら姿を消してしまいます。

「新型センチュリーの予想デザイン」

やはり今回も先代の流れを引き継ぐキープコンセプト、
伝統的デザインとなりそうです。

採算度外視で作られてきたセンチュリーですが、次期モデルでも製造のほとんどは、
引き続き「手作り」で行われるのではないかと思われます。

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遂に次期センチュリーのプロトタイプ公開!!

2017年10月5日、遂に新型センチュリーのプロトタイプが、第45回東京モーターショー2017
に先駆けて公開されました。

新型のエクステリアデザインは基本的にキープコンセプト、歴代センチュリーのアイデンティーを色濃く残したものとなっています。

しかしながら今回も見事なまでに「和」を表現したソリッドなデザインでありながら、
独特の雰囲気を醸し出していて、なんとも言えないほどの強烈なオーラを放っています。

グリルは2重構造の縦格子、クリアランスランプなどには七宝文様を採用し、さり気ない華やかさも演出しています。

ヘッドライトにはプロジェクター3灯LEDアレイAHS(Adaptive High beam System)
が採用されています

ボディーサイズ

・全長:5,335mm
・全幅:1,930mm
・全高:1,505mm
・ホイールベース:3090mm

新型センチュリーでもTNGAコンセプトに基づいて開発された新世代のFRプラットフォーム、「GA-Lプラットフォーム」が採用されます。

GZG型センチュリーに比べて全長で65mm、全幅が40mm、全高も30mmアップ、
ホイールベースも65mm延長され全体的に大型化されています。

インテリアデザインはどうなった?

新型では全長、ホイールベース、トレッド幅を拡大し、
主に後席の居住空間を拡大、スカッフプレートとフロアの低段差化、
ドア開口部の高さを拡大して、優れた乗降性も確保しています。

後席シートは無段階に調節できる電動式オットマン、マッサージ機能の付いたアジャスタブル
リアシートが採用されています。

シート表皮には、伸縮性に優れ、しかも柔らかい触感を持つ100%ウールの素材を採用した
ファブリック仕様と、最高級表皮を採用した本革仕様を設定、

アームレストにはタッチ式大型ディスプレイのリヤシートエンターテインメントシステム
が内蔵され、空調、オーディオ、シート調節など様々な機能を集中操作することができます。
その他ではライティングテーブル、読書灯、20スピーカープレミアムオーディオと
後席では至れり尽くせりの快適装備が搭載されています。

前席も豪華賢覧で、横基調に広がるコンソールパネルでワイド感を演出、アクセントに杢柄を施し、インストルメントパネル中央部に黒杢加飾をあしらうなど、端正で上品な質感を表現しています。

V12エンジンはどうなる?

やはり残念ながらV12気筒エンジンは踏襲されず、レクサス「UVF」LS600hに搭載されているV型8気筒5.0L「2UR-FSE」+ハイブリッドシステム「THS II」に置き換わり、
センチュリーも遂に4WD化される見込みとなっています。

この「2UR-FSE」をセンチュリー用に改良し、エンジンマウント特性の最適化、アクティブノイズコントロールシステムの採用などエンジン起動時の音や振動を抑制しV12気筒エンジン
に劣らない上質なチューニングを施し、クラストップレベルの低燃費化も実現しています。

また、トランスミッションには2段変速式リダクション機構を採用、
専用チューニングを施したサスペンションに加えて、
乗り心地に特化した新開発のタイヤを装着など、
走行性能の向上や室内の圧倒的な静粛性を実現しています。

当然ながら安全支援システムはトヨタセーフティセンスPが搭載されるほか、
ブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックアラートといった安全装備が与えられます。

新型レクサスLSに世界初採用されたLexus Safety System + A、
自動操舵で衝突回避支援するプリクラッシュセーフティーシステム
「アクティブ操舵回避支援」
歩行者が存在する方向を表示する
「歩行者注意喚起」
交差点での出会い頭事故の予防に寄与する
「フロントクロストラフィックアラート」
ウインカーを出すだけで自動的に車線変更をしてくれる
「レーンチェンジアシスト (LCA)」
車線の中央維持をして自動走行する
「レーントレーシングアシスト (LTA)」

など半自動運転も可能となる次世代型セーフティセンスの搭載も予想されています。

次期トヨタセンチュリーの発売は2018年、中頃の発売となる見込みとなっています。

詳細はまだわかっていないこともありますが情報が入りましたら追記していきます。

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