トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」が2017年8月1日特別仕様車の追加が行われています。
現行モデルが登場したのは2015年で、先代モデルから
大変身を遂げ、大幅にスタイリッシュになって登場してきた
事が話題になりました。
1ボックスミニバンほど大きなサイズはいらないけど、
極たまに、人を多く乗せる機会もあるなどといったニーズに答え、
コンパクトでありながらも7人乗れ、
使わないときには3列目シートがダイブダウン格納でき、
ユーティリティースペースの確保も
非常に優れている事からユーザーに支持され、
ハイブリット仕様の設定があるのも大きな魅力で
大人気となっています。
現行型のエンジンスペック
1.5L、4気筒ツインカム16バルブ+モーター
・最高出力 :74ps/4,800rpm
・最大トルク: 11.3kgm/3600~4,400rpm
・システム出力 :100ps
・JC08燃費:27.2km/L
となっていています。
ボディカラー
インテリアデザイン
特別仕様車「G Cuero=クエロ」が登場。
シエンタという名前の由来はスペイン語の「シエテ=数字の7」と
英語の「エンターテイン=楽しませる」という意味の造語が使われており、
グレードもスペイン語で「クエロ=革」という名称を使った
特別仕様車を設定、最上級グレードの「G」を基に皮革を使用するなど、
更に高級感を演出したインテリアバージョンがラインナップされます。
シート表皮、ステアリング、シフトノブなどにオレンジステッチを
アクセントとして施しています。
シエンタのCMでもサッカー、コロンビア代表のハメス・ロドリゲス選手が
起用されていたのも頷けます。
ボディカラーは特別設定色クールボルドーガラスフレーク(オプション)
その他ではLEDランプパッケージを標準装備としています。
G“Cuero” 2WD 価格:2,116,327円
G“Cuero” 4WD 価格:2,257,709円
G“Cuero” ハイブリッドモデル 2WD 価格:2,465,855円
安全装備はどうなるの?
現行シエンタにはすでに安全支援システムの「トヨタセーフティセンスC」
がオプション設定されています。
主な機能としては・・・
・プリクラッシュセーフティシステム(レーザーレーダー+単眼カメラ方式)
進路上の先行車をレーザーレーダーと単眼カメラで検出。自車速度が約15km/h~140km/hで走行中に衝突が予測される場合には、警報を発して回避操作を促します。
さらに約30km/h~80km/hの領域ではプリクラッシュブレーキアシストが作動し、最大限の制動力が得られるようにドライバーがブレーキを踏んだ力を強力にアシストします。
仮にブレーキを踏めなかった場合でも、自動ブレーキが約10km/h~80km/hの車速域で作動し、約30km/h減速。たとえば停止車両に対し自車速度30km/hの場合は、衝突の回避あるいは衝突被害の軽減を支援します。
・レーンディパーチャーアラート
道路上の白線(黄線)をセンサーで認識し、ドライバーがウインカー操作を行わずに車線を逸脱する可能性がある場合、ブザーとディスプレイ表示による警報でお知らせします。
・オートマチックハイビーム
ハイビームとロービームを自動で切り替え、夜間の歩行者などの早期発見をサポート。
切り替え忘れを防ぐほか、手動操作の煩わしさも軽減します。
信号待ちや渋滞で先行車に続いて停止し、先行車の発進に気づかずそのままでいる場合には、ブザーとディスプレイ表示でお知らせします。
「引用元 http://toyota.jp/sienta/safety/active/」
マイナーチェンジで新型になるシエンタには上記機能が搭載されている
「トヨタセーフティセンスC」が標準装備されます。
この「トヨタセーフティセンスC」は主にトヨタのコンパクトカーに採用されるタイプのもの
で、歩行者の検知には対応していないなど、先進機能が搭載されている同社の
「トヨタセーフティセンスP」と比べてしまうと若干機能の充実度が
色褪せたものとなっています。
ライバルのホンダフリードに採用されている「ホンダセンシング」と比べても機能の充実差が
目立ってしまっているのが現状と言え、そこは少し残念なところではないかと思われます。
因みにフリード安全支援システム「ホンダセンシング」主な機能
・歩行者対応自動ブレーキ
・歩行者事故低減ステアリング
・ACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉
・LKAS〈車線維持支援システム〉
・路外逸脱抑制機能
・誤発進抑制機能
・標識認識機能
フリードはミドルクラスの乗用車並みの充実した安全支援システム機能が採用されており、
シエンタに搭載されている機能と比べるてしまうと、優劣がはっきりと出てしまっていますね。