スバルは北米向けにフラッグシップとなる大型SUVを発売します。
そのコンセプトモデルがニューヨークモーターショー2017で公開され
話題となりました。
車名も正式に「アセント」と発表され、開発が着実に進んでいることが明らかにされました。
スバルは2005年から2014年にかけて、アメリカ・インディアナ州のSIA工場で生産し、
海外専用モデルとして発売していたクロスオーバーSUV「トライベッカ」の後継車として
登場します。
堂々の車格は トヨタランドクル―ザー200系並み!
なんといってもこのアセントはスバルが誇るフラッグシップSUVだけあり
かなり大柄、その大きさはなんと「トヨタランドクルーザー200系」のボディーサイズと同等
の物が与えられています。
・アセント
全長:5,050mm
全幅:1,990mm
全高:1,840 mm
ホイールベース:2,970 mm
・ランドクル―ザー200
全長:4,950mm
全幅:1,980mm
全高:1,870mm
ホイールベース:2,850 mm
街で見かけるあの「ランクル200」並みの大きさという事で
そのスケールの大きさが分るのではないでしょうか。
スタイリングはスバルのアイデンティティーデザイン、「ダイナミック×ソリッド」
を採用し、レガシーアウトバックやレヴォーグなどの人気車に通ずるものとなっています。
インテリアデザインも豪華!
コンセプトモデルなのでこのまま登場とはならないとは思われますが、座席間隔も広く、
大きさを生かしたのびやかで、ゆとりある室内空間を演出しています。
後席もシンプルながら座面が大きくゆったりとしていて座り心地がよさそうです。
スバルのイメージカラーのブルーを基調としたイルミネーションとなっています。
メーターはフル液晶のバーチャルタイプ、マルチインフォメーションディスプレイとなっていて、様々な情報が立体的に確認できるようになっています。
スバルのインテリアクオリティーは向上の一途で、目を見張るモノがありますね。
搭載されるエンジンはどうなんだろう?
コンセプトモデルに搭載されているエンジンについては今の所わかってはいませんが、
北米向けモデルという事もあり、比較的大きな排気量の物が搭載されるのではないか
と思われていましたが、
北米向けのレガシーB4に搭載されている
3.6L水平対向6気筒EZ36型
最高出力 :256HP/6,000rpm
最大トルク:247lb.-ft./4,400rpm
アセントではこのエンジンに代わる新世代機として
2.4Lにダウンサイジング化された水平対向4気筒、直噴ターボの
搭載が有力視されています。
この新開発エンジンに搭載されるミッションはCVTで
駆動方式はVTD-AWDになるのではないかと言われています。
この他では米国カリフォルニア州で施行されるZEV規制に対応させる為に、
PHV設定も噂されています。
プラットフォームは勿論SGP採用
「スバルグローバルプラットフォ―ム」
このプラットフォームは2025年までの使用を見据えて設計されており、
将来的起こりうる電動化にも対応できるグローバルプラットフォームとなっています。
高剛性、騒音、振動の抑制、低重心化による運動性能の向上などを掲げて開発されており、
従来のプラットフォームに比べて、70~100%の剛性向上が図られています。
今後更に厳しくなる衝突安全性能の向上も図られており、スモールオフセット、オブリーク衝突など様々な衝突実験で好成績を残す世界トップレベルの安全性能を有しているプラットフォームと言えます。
アイサイトVer4にアップグレード
安全運転支援システムのアイサイトもバージョン4にアップグレードされたものが搭載される
見込みとなっており、これもスバル車に順次展開されていく次世代の安全運転支援システム
となります。
これによって準自動運転レベル2にグレードアップされ自動運転化にまた一歩近づく事になります。
日本発売は?
今の所日本導入は未定となっていますが、サイズがかなり大柄で、日本の道路事情では少し厳しく、販売台数も期待できないことを考えると日本発売の可能性は低いと言えるでしょう。
しかしこの存在感と風格はスバルファンとしてはなかなか興味をそそられるものがあり、
日本国内でもスバルSUVの頂点としてラインナップさせてほしいとも思います。